頑張らない普通の自炊でこれだけ節約!汎用データを「見える化」してみた!

生姜焼き定食

節約のための自炊って特別なことをしなくてはならないと思っていませんか? いえ、普通にしてても外食よりかなりお得です。では、どのくらいお得なのか? 「普通の」そして「あなたの」場合がどうなるか参考になるデータを揃えてみました!

1. 「節約レシピ」は上級者向け

世の中には色々な節約レシピがあり、中には「一食〇〇円」「月(週)〇〇円の献立レシピ」と表示されているものもあります。
ただ……うすうす皆さんもお気づきのように、必ずしもその値段で済むとは限りません。
全くの嘘ではなくても、二つの意味で「節約上級者向け」ではあるかと思います。

「上級者向け」だという一つ目の意味は、「食材を格安で購入できるスキル」です。
底値やセール日の情報を頭に叩き込んでいる人ですね。また、会員制の業務用スーパーを使いこなせるような人です。

もう一つの意味は「意識の高さ」といいますか…。
節約レシピで使われる「もやし」「おから」「鶏の胸肉」などの食材。
好物な人もいるでしょうが、万人受けするかは微妙です。
脂ののった高級和牛を好む人も多いように、一般に美味しいとされるものはお高いです。
なので、節約レシピは往々にして「あまり美味しくない」ことがあり、それで過ごせる人は既に節約に対して意識が高い人でしょう。

普段の買い物で普通の献立を食べたい人が、上級者向け情報のハードルの高さに自炊を断念・中断するのはもったいない。普通の自炊だって十分節約なんですよ!

過去記事で、一人暮らしの学生さんの生活費のデータから自炊すべきだと述べています。学生さんじゃなくても、似たような収入の方も参考になさってみてください。

大学生の仕送り・生活費。平均額と節約法!
この春から下宿を始める大学生も多いでしょう。家庭からの仕送り、そして生活費はいくらかかるのでしょうか。そして節約する方法はないでしょうか。新入生だけでなく、既に仕送り生活を送ってらっしゃる方にも参考になりそうな内容をまとめています。

2.「普通の」「あなたの」材料費を知るために

節約レシピの奥は深いですがw
最初から上級者向けに挑戦して挫折して自炊自体をやめる必要はありません
情報どおりの単価で食べたくない食材を使わなければならないわけではないのです。

普通の買い物でも、自炊と言うだけで十分節約できるものです。
普通に食べたいものを普通に自炊している場合の材料費をざっくり確かめていきましょう

それには、「普通に売られている分量」と「1食あたりの使用量」を把握しておくと理解がはかどります。
この2つから、「一食あたりの割合」を出してみましょう。

2.1 ごはん1人前の材料費は?

ごはん1人前のお値段は…意外にすぐには分かりません。
というのは、炊きあがった状態と乾いた状態、1合2合という単位とg、kgという単位がごっちゃになるからです。

お米に関する公的団体によると「お米1合は約150g」。そして「これを炊くと340g」になります。

一食何グラム食べるかは人それぞれですが、管理栄養士さんによれば成人男性200gだそうです。

ということは。

1食分のお米(乾燥状態)は、150÷340×200=88g、うーん切りよく100gとしておきましょうか。
普通、お米は5㎏か2㎏です(多少違うものもあります)。

一般的な5㎏で購入すると、購入する分量が5000gですから、一食あたりの割合は100g÷5000g=0.02

5㎏のお米を2400円で購入しているなら、一食分の材料費は2400円×0.02=48円です。

もちろんお米の価格はあなたが普段購入している金額を当てはめてください。ともあれ一食あたりの割合は×0.02です。

【出典】公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構「1合のお米をたくとごはんは何グラムになるのですか」
https://www.komenet.jp/faq/ip11.html

【出典】COOKPAD ご飯の量の目安とカロリー(1食分)
https://cookpad.com/recipe/6015591

2.2 味噌汁1人前の材料費は?

お味噌の濃さも人それぞれですが。

お味噌会社のサイトによれば一食15gとされています。
お味噌の販売量は割とバラエティーがありますが、750gと言うことが多いです。
すると、一食分の割合は15g÷750g=0.02です。

お出汁についてはだしの素で用意するとします。
大手メーカーのだしの素は160gです。
その箱の説明書ではカップ3杯に4gなのだそうで、カップ1杯は4÷3=1.333…gです。
160gに対する割合は1.333…÷160g=0.008…です。
かなり小さな数字ですので、あまり気にしなくてもいいかもしれません(他のメーカーで異なる数字を入れてもこれくらいの数字でしょう)

【出典】ヤマト醬油味噌「1人分のお味噌汁の作り方」
https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/koujibupost/16%E3%80%811%E4%BA%BA%E5%88%86%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%91%B3%E5%99%8C%E6%B1%81%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9

2.3 しょうゆ・みりん・酒の大さじ一杯の材料費は?

大さじ1杯は15ccです。しょうゆ・みりん・酒は、大体1Lで売られています。大さじ一杯の割合は15÷1000=0.015です。

3.「豚生姜焼き定食」で比較してみましょう

ある大手外食チェーンの「豚生姜焼き定食」では、ごはん、お味噌汁、生姜焼き+キャベツでした。そして、お値段は810円(お漬物も付きますが、写真で中身が判別できないのでここでは考えないことにします)。

我が家で作るといくらになるかを試しに計算しています。

我が家はだいたい「普通の」家庭だと思います。
何をもって「普通」というかと言いますと。
大手スーパーのイオンかライフで買い物をし、その中でも中間的な価格帯の商品を購入するからです。

食の安全にはほどほどに気を遣っているので、あまり聞いたことのないメーカーの商品は買いません(スーパーのプライベートブランドも敬遠しがちです)。
一方で、グルメ志向ではないので特別高級品も買わないのです。
「しょうゆ」ならキッコーマンの普通の「しょうゆ」で、「特選丸大豆」はセールでもないと買わない、という感じです。

ちなみに、「みりん」ではなく「みりん風調味料」を主に使っています(「みりん」が特売なら購入して、照り焼きなどではそちらを使うことはあります。汁を飲まない煮物なんかだと「みりん風調味料」で十分だと考えています)。

さて、こんな我が家では、お米5㎏2400円、みそ750g400円、だしのもとは160g270円、「しょうゆ」「みりん風調味料」「酒」は1L180円くらいで購入します。
イオンやライフの品ぞろえの中でも中間的な商品です(激安スーパーならもっと安いかもしれませんし、同じイオンやライフでももうちょい高級な価格帯の商品もあります)。

ここから上で見た「1食分の割合」を用いながら計算していきます。

ご飯一食は2400円×0.02=48円
味噌は400円×0.02=8円
「だしの素」は270円×0.0088…=2.24…円(あまり考えなくていいと思います)

生姜焼きは「しょうゆ大さじ3、酒大さじ2+しょうが汁」で作ります(以下で述べるように、この組み合わせで8.1+5.4+20=33.5円です)

しょうゆは、180×0.015×3=8.1円
酒は、180×0.015×2=5.4円

生姜焼きのショウガは、1個をすりおろして冷凍し、その5分の1を使うでしょうか。
ショウガは100円セールの時に買うので、一食分は100円×20%=20円くらいですね。

豚肉はいろんなランクの肉がありますが、切り良く100円としましょう(アメリカ産ならもう少し安く、国産がセールになってこれくらい。もちろんブランド肉なら高いです)。

キャベツは1玉200円位で買います。
ただ、定食に添えられているのは生の千切りですからあまり量はないと思います。
16分の1玉だとしても多いかもです(4分の1玉の半分の半分くらいかと)。
すると200円÷16=12.5円

みそ汁の具はどうしましょう?
キノコ類がないのでエノキダケと、みそ汁の定番の青菜(小松菜)で考えましょうか。
どちらも100円の5分の1を使うとしてそれぞれ20円です(私はエノキは88円、小松菜98円の時に買うことが多いですが)

足してみますと……。

ご飯48円、生姜焼き=133.5円(33.5+100)、キャベツ12.5円、みそ汁50円(8+2+20+20)。しめて244円です。

生姜焼き定食810円が、家で作れば244円です。
お漬物を考えても500円近く浮くことになります。
特に激安スーパーに行ったり最底値で買ったりせず、普通のスーパーで普通の商品を購入するだけで、です。

普通に自炊してるだけでも、節約効果は高いんですよ!

まとめ

節約のための自炊は、何も特別なことをしなくても十分できます

節約レシピは素晴らしいですが、同じ価格で材料が調達できなくても気にすることはアリマセン。好みに合わないものを作るのはモチベーションも上がらないでしょう。

気楽に買える材料で、食べ慣れた好物からトライしていけば十分です

お米や基本の調味料について、販売されている量に対する「1食分の割合」は2.で挙げています。これらにご自分の普段買っている商品の価格を当てはめてみると、あなたの場合が分かるでしょう。

具体的な数字を見ていきましたが、調味料というのは1食辺りでもそれぞれ10円いきません。ざっくり考えるときにはあまり気にしなくていいでしょう。

外食や、あるいは市販の「○○の素」が割高だというのが、よく分かる計算結果でした。もちろん仕事や学業に時間を取られているのなら、活用すべきではあるでしょう。

ただ、ちょっと気合い入れて一から作るとこれだけお得になりますし、そしてそんなに特殊な買い物は必要ありません。

 

 

 

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