中学受験に出てくる「植物」「花」を目にするには?探し回った体験記

植物図鑑

「百聞は一見に如かず」。中学受験の理科では植物も主要出題範囲です。教科書だけでサクっと頭に入るお子さんもいるかもしれませんが。我が子は実物を見ないと頭に入らない…w親子でせっせと植物観察してました。塾の先生からもお褒め頂きましたよ「こういうの大事なんです!後々必ず生きてきます!」と(宿題プリントの通信欄で)

1. 「身近な草花」は今の都会じゃ身近じゃないって

現実の子どもが生きる世界と、大人が考える「子どもにとって世界はこうだろう」という思い込みは、往々にしてズレていることも多いもの。

子どもが小学3年の時、学校から貰って来た理科の教科書を見て思いました。
「身近な草花」と言う章から始まりますが、全然身近じゃない…。

地方都市とはいえ人口100万を超える都会の住宅地。
そもそも植物が野放図に生えている場所がないのです。

都会で中学受験するようなお子さんはテキストだけでも学習を済ませてしまうお子さんも多いのかもしれませんが。

ウチの子みたいにボーっとしたタイプは実物を見ないと頭に入りません(泣)。

また、親である私としても、植物とは触れ合いながら覚えて欲しいと思うのです。
「受験で出るから」なんて無味乾燥な理由だけじゃなくて。

というワケで。
小学校後半から植物観察に血道をあげてきた我が家。

同じようなご家庭の参考になるかと体験記をまとめてみました。

2. 雑草に近い野草は街路樹の根本を探そう

都会のコンクリートジャングルにも、野草が咲く空間。
それは街路樹の根本。
街路樹が根を張れるように、そこはコンクリートなどで覆わず、土がむき出しです。

タンポポ」のようなメジャーな花はよく見かけますね。
「タンポポ」は咲いてから綿毛になるまでのプロセスや、その間の花の位置なんかが教科書で説明されます。
(メジャー過ぎて今さら受験問題にはならないかもしれませんが)

理科の植物の定番「アブラナ」も咲いていました。
アブラナは「おしべ」や「めしべ」といった「花の構造」を知るのに取り上げられます。
見つけたら、お花を取ってご家庭で観察されるといいと思います(誰の植木でもないですし)。

そのほか。
「ホトケノザ」「ペンペングサ」とかも、ここで見つけました。

背の低い灌木にはツル性の植物が巻き付いていたりします。
「カラスノエンドウ」とか「ヘクソカズラ」ですね。
「カラスノエンドウ」はマメ科です。小さすぎて花の構造まで観察するのは難しいですが、楕円形の葉っぱなどマメ科らしい特徴があります。

カラスノエンドウは紫色の小さな花、ヘクソカズラは全体が白い小さな花です(花の中央部が濃い赤です)。慣れると見つけやすくなりますよ!

街路樹の根本だけでなく、道路の舗装に敷石の裂け目なんかに「スミレ」が咲いていることもあります。
「スミレ」は種子をはじいて飛ばすので、1つ見つかると近くにも生えていたりしますよ。
「種子をはじいて飛ばす」という増え方が問題となることがあります。
近くに生えていたら「種を飛ばして増えたんだね」ということも親子で確認するといいかもしれませんね。

かわいそうな扱いなのが「カタバミ」。
どんなコンクリートのスキマでもしぶとく生えており、これこそ子どもにとって身近なのに。
あまり存在が取り上げられてないような気がします(学校の教科書でも、受験でも)。

もしカタバミが身近でなくなりかけたら、郷愁を伴って「身近な草花」扱いに昇格するのかもしれません。

3. 街路樹からも出題?

近くの車線が多めの道路には、街路樹として「ツツジ」が植えられています。
花が咲いているときには、親子でしゃがみ込んで観察。

まず花びらが合弁花であり、おしべの数はテキスト通り10本だと目で見て確認。
(注:おしべの数は品種や突然変異で異なることも多いそうです)

ついでに、我が家ではおじいちゃんに顕微鏡をプレゼントしてもらったので「花粉」も採取してみました。
出るんですよ? 花粉の形状も

街路樹として気にしたのは「クスノキ」もです。
アオスジアゲハの幼虫の食草だからです。

他にも樹木の種類別に観察しているご家庭のブログを見たことあります。
難関中学を受けるご家庭が熱心に綴ってらっしゃいました。

4. よそ様のお庭や生産緑地も拝見

理科のカリキュラムを組む大人にとっては、自宅に庭があるのが当然なのかもしれませんが。
我が家はマンション暮らし。
後で述べるように、ベランダで育てられるものは育てますが、そうでないものはご近所様で拝見です。

「オシロイバナ」は、近所のスーパーの隣のお宅の玄関先に植わってました。
夏に濃いピンクの花を咲かせ、黒い実がなります。

私が幼稚園の時に幼稚園の先生から教わったのは。
この黒い実を割ると、中から白い粉が出てくるので「おしろい」花と呼ばれるようになったということ。
我が子にもその話をしつつ、白い粉を触ってみました。
ただ、「おしろい」が現代っ子には分かりづらいので、「昔のファンデーションは真っ白やったんやで」と説明が要ったのですがw

「マツ」にも地味ながら花があります。
それも「雄花」「雌花」があります。

そういえば、私が育った実家には松の木があり、季節によってはニョキっと突き出たものがあったハズ。
あれが雌花なんだろう…と思いつつ、我が家にはマツがありません。

松の木を植えていらっしゃるお宅を何件かピックアップして、子どもと拝見させていだだきました。

また、住宅地の中に農作物を育てている土地があります。
我が家の近くではトマトサトイモトウモロコシなどを育ててらっしゃいました。

サトイモは、あの大きな葉っぱが印象的ですね。
子ども@9歳には「妖精さんが雨の日に傘にするんだよ」的なメルヘンな話をしましたが。
一方、トウモロコシはぐっと受験的なコメントを。
トウモロコシはイネ科の単子葉植物ですからね…。

こういった市街地の農地について。
近所の人に伺うと「ああ、生産緑地やな」とのこと。

都市部にも一定の農地があった方が望ましいとのことで、自治体によっては税制面の優遇などを受けて営まれているようです。
お近くにもないか探してみられてみられてはいかがでしょうか。

5. 自宅で簡単に育てられる草花

他人様をあてにばかりしていたわけではなく。
自宅で育てられるものは、ベランダにプランターを並べて育てました。

ラクちんなのは「球根」

「チューリップ」「ヒヤシンス」「スイセン」などを育てました。

「チューリップ」は実は花びらって3枚なんですよ?
6枚あるように見えますが、それは花びらそっくりの「がく」なんです。
↑よく受験の問題になります。

「スイートピー」も育てました。
これは「花の構造」目当てです。

アブラナ科と並んでマメ科の花の構造も問題になりがちです。
上述の野草の「カラスノエンドウ」では小さすぎて観察しづらいです。
「スイートピー」はマメ科で、かなり花も大きいので観察しやすかったですよ。

6. 自宅で植えられる意外な!野菜

「我が家はマンションだし」「庭はあるけど狭いし」とあきらめてはイケマセンw

意外に「野菜」が栽培できるのです。

我が家が取り組んだのは「ダイコン」「ジャガイモ」

「ダイコン」は「栽培キット」がホームセンターで売られていました。
大根が育つのに必要な土が入る大きさの袋に、添付されていた土をいれ、種を植えるのです。

これは我が子も興味を持ったようで、せっせと水やりに勤しみ。
ちゃんと立派な大根ができましたよ!

「ダイコン」の「主根」「側根」など受験に出てきそうな項目を観察した後、台所で調理して美味しくいただきましたw

「ジャガイモ」も「土嚢袋」で栽培です。
ただ、やはり土嚢袋いっぱいの土を調達するのはちょっとしんどかったかも。
我が家は車が無くて自力でホームセンターから運んでいたからでしょうか。
マイカーで買い物できるお宅ならこの点はそんなに負担ではないでしょう。

肥料に「草木灰」というものを入れるのですが、この「草木灰」、鎌倉時代から利用されたって日本史にも出てきますよ~。

我が家では取組みませんでしたが、「イネ」をバケツで栽培することも可能だそうです。

まとめ

こうして振り返ると、いろんな植物と触れ合ってきたなあと感慨深いです。

さっきも書いたように「単なる無味乾燥な受験勉強としてではなく、植物と触れ合って欲しいから」という想いもありました。確かに。

一方で。
「何を植えたら受験勉強になるの?」「ああ、あのテキストに載っていた花はどこで見つかるかしら?」「これを見て受験で押さえておくポイントって?」と、受験をかーなり意識していたのも事実ですw

私自身はあまり植物栽培に興味がないので、こうして「子どもの受験」でもないと、触れ合うこともなかったように思います、私がw

また。子ども自身もあまり植物には興味はない子のようで…。
中学生となった今はパソコンオタクですからね…。
まだ小学生の素直なうちだから、母親と一緒に植物に触れあってましたけど。

受験でもないと親子で植物に疎いままだったでしょうw
そして、こうして親子の思い出として残っているので、受験に追われるようにしてでも植物観察に取り組んで良かったと思います。

一応、志望校にも合格しましたし。

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