中学受験に役立つミュージアム「明石天文科学館」

明石天文科学館

首都圏の方には遠いかもしれませんが。関西にご旅行なら、ぜひ足を運んでいただきたいのが「明石天文科学館」。日本の標準時子午線の真上にあるうえ、小学生に「天文の基礎」を分かりやすく展示してくれています。天文領域を体感するのに最適な科学館なのです!私と子どもと訪れた感想もお伝えします。

1. 理科ばかりか社会にも出てくる日本標準時子午線

日本の標準時子午線は東経135度です。
イギリスのグリニッジ子午線(0度)から9時間早く朝が訪れます。

日本列島のどこにあたるかと言えば。
神戸市の西隣の市である明石市を通ります

日本の標準時子午線が東経135度であるということは。
地球が自転することと合わせて理科でも勉強しますし。
社会でも学びます。

なお、日本の国土の分布から経度と緯度の中心付近(でキリの良い数字)を「日本のへそ」と言ったりもしますが。
それは「東経135度北緯35度」です。
語呂合わせで「東の卑弥呼、北の巫女」と、私は子どもの頃に覚えました。

なお、地球が自転に合わせて東から朝を迎えることにからんで。
国語で取り上げられてそうな、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」も触れておきたいところです。
(イイ詩ですよね!)

2. 「子午線のまち」明石

子午線は南北に日本列島を縦断するので、子午線が通っている自治体は複数あり、それぞれ街のシンボルとしています。

明石市は日本の大動脈の山陽線(東海道線の西)が通っているので、特に「子午線のまち」として訪れやすいでしょう。

その明石に昔からあるのが「明石市立天文科学館」(以下「天文科学館」)
アラフィフの私が幼稚園の頃に遠足に行った記憶がありますよw
【参考】明石市立天文科学館
http://www.am12.jp/

駅や天文科学館の周りなど、道路にも「これが子午線です!」とペイントされています
実際に足で踏むと実感がわきますよ!

天文科学館は、海に面した明石の街の高台にある上、大きな塔がそびえたっており、南を通る鉄道の電車の中からもよく目立ちます。

天文科学館の塔にはとーっても大きな時計があります。
その塔時計の下には、これまた大きな字で「J.S.T.M」と表示されています。
これは「Japan Standard Time Meridian」の略です。
この塔時計の時刻が日本の標準時!なワケです。

なお、国土が狭いとされる日本でも、「北海道の東端と九州の西端とで約1時間の時差」があります。
天文科学館のサイトでも説明があります。
http://www.am12.jp/shigosen/sekaiji.html

3. 小学生にばっちりな展示内容

天体や宇宙をテーマにした科学館は他にもあると思います。

この明石天文科学館の良さは、リアルに日本標準子午線上にあるというだけでなく、展示の内容が小学生向けである点です。

つくばのJAXAにも行ったことがありますが、もちろんこちらは宇宙開発に使われたロケットがメインです(実機が見られるので興奮しますね)。
小学生にとっても夢のある施設ですが、「月の満ち欠け」レベルを噛み砕いて解説してくれるワケではありませんw

私は日本全国の科学館を制覇したわけではないのですが。
他の博物館に比べ、明石天文科学館の展示は小学生の理科にほどよく向いていると感じます。

3.1 月の満ち欠け

中学受験で頻出の月の満ち欠け。
これを理解するには、太陽と月と地球の位置関係を立体的に把握したいところです。

明石天文科学館では、ライトを太陽に、自分を地球に、そしてその周囲に月(ボール)を360度回転させることで理解できる展示ブースがあります。

ドーナツ状の台の真ん中に穴があいているので、そこに本人が潜り込みます。
そのドーナツの上を月であるボールを動かします。
太陽にあたるライトは部屋に固定されています。

ライト(太陽)はそのままで、自分の周囲のドーナツ状のテーブルの上のボール(月)を動かすと、太陽と月の位置関係によって、月の影の形が変わることが実感できます

3.2 地球の公転と四季

地球に四季があるのは、地軸が傾いているからですよね。
地軸は公転面に対して垂直ではなく、23.4度傾いています。

23.4度軸が傾いた状態で、太陽の周りをぐるっと一周公転するとどうなるか……頭の中で上手くイメージしづらいw(少なくとも私はw)

この地球の公転についても、明石天文科学館には分かりやすい展示があります。

なお、私と子どもが訪れた際には、とーっても分かりやすい説明をして下さるボランティアの人がいました。

夏は、地軸が23.4度、太陽に対して頭を下げるように傾いています。
だから、太陽光を浴びる量が1年でも大きいわけです。
これを、当時小学4年生だったウチの子に説明するのに「夏はね、地球が太陽さんに『お辞儀』をしているから、いっぱい光を注いでもらえるのよ」とのこと。

冬については「冬はね、地球が太陽さんに『ふんぞり返っている』から、暖かい光をあんまり注いでくれないの」とのこと。

展示だけでなく説明の仕方も、子どもの年齢に合わせてとっても親しみやすいものでした。

4.アクセスは「私鉄」「在来線」「新幹線」の順

最寄り駅は、私鉄山陽本線「人丸前駅」です。
この駅も天文科学館と同じ東経135度にあり、ホームに子午線が描かれています。
天文科学館のサイトによると徒歩3分とのこと。

私たちは神戸からこの山陽電鉄を利用し、この人丸前駅で下車しました。
天文科学館の真南、目の前にドーンと乗り付けるような感じですよw
途中で子午線を踏んで遊んでいたりしてw、5分くらいかけて坂道を上がっていった記憶があります。

ただ、この人丸前駅はローカル電鉄の、ローカルな駅なので、周辺が特に商業地として栄えているわけではありません。
ご飯を食べる予定ならJRの在来線明石駅を利用した方がいいでしょう。
明石焼のお店も何件かありますw
天文科学館までは徒歩15分だそうです。

我が家も帰りは天文科学館から歩きましたが、それほど苦になる距離ではないです。

首都圏から大阪、京都などとの観光と合わせてだと、新幹線をお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

明石市には山陽新幹線の西明石駅があります。
残念ながら、在来線の明石駅とは一駅分の距離があります。
山陽電鉄とも離れているので、新幹線を利用するなら西明石駅で新幹線から在来線に乗り換えて明石駅に出る必要があります
とはいえ、在来線の本数もありますので、この乗り継ぎはそんなに不便ではありません。

まとめ

首都圏からすぐに思い立って行くことはないかもしれませんが。
関西にお越しの時には出来れば立ち寄って欲しい、明石天文科学館。

理科のみならず社会でも問われる、日本の標準時子午線=東経135度。
その真上に立ち、時差や暦に関することを丁寧に教えてくれます。

駅や天文科学館の敷地にペイントされた「日本標準子午線」を実際に踏んでみると、いい思い出になると思いますよ!

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