ファイナンシャルプランナー資格の難易度は?中堅どころゆえの難しさ

勉強する手元

FP試験の難易度…一言で表すのは難しいです。大卒の私の体感的には「中堅どころ」で、勉強すればその努力は報われる試験だとは思いますが…。多くの人は仕事しながらの受験でしょうし、試験内容が「広く浅く」なので、勉強時間の確保やモチベーションがカギです。2級相当保持者の私が詳しく解説します!

1.ファイナンシャルプランナー資格の難易度は中くらい

ファイナンシャルプランナーの資格試験は2つの機関が行っています。
日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2つです。

どちらも1~3級の「ファイナンシャル・プランニング技能士」(国家資格)を行います。
(日本FP協会から認定される資格に、2級に相当するAFPと1級に相当するCFPとがありますが、この記事では割愛します)

それぞれ合格率が発表されています。
私の受けた日本FP協会の方では、3級は合格率約8割前後、2級は5割前後といったところです。
(各機関の詳細な数字は、それぞれのサイトをご覧ください)

この合格率をどう見るか…。
数字だけでは単純に難易度は測れませんが、一応の参考に。

私の体感的な印象は「中くらい」というものです。

ええと。
私の資格の難易度に対する体感的な尺度は以下のとおりです。

  • 超難関資格…「医師」「弁護士」など大学受験レベルで高偏差値の持ち主でないと難しい資格
  • 難関資格…社会人になってその道のプロになろうと取得する「社会保険労務士」「税理士」などの資格

「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」、同レベルの民間資格CFPが「難関資格」に該当するのではないかと思います。

で、2級3級なら難関資格というより、少し易しめの「中堅どころの資格」という感じ

しかし、資格の中にはもっと易しいものがあり、それらとは一線を画す程度の難しさはありますよ。
合格率が9割超の資格とか、何かを受講すればほぼ自動的にとれるような資格とはやはり違います。

2級、3級レベルのファイナンシャルプランナーは「ちゃんと勉強すれば合格する可能性は十分高いけど、勉強しないで合格するのは難しい資格」だと思います。

2.金融機関でもファイナンシャルプランナー資格取得者ばかりではない

「勉強すれば取れるが勉強しなければ取れない」という性質を端的に示すのが、金融機関の窓口の人が案外取得しそびれているという事実ではないでしょうか。

ファイナンシャルプランナー有資格者の中での金融機関勤めは多いですが、金融機関勤務者の中でのファイナンシャルプランナー有資格者は必ずしもそこまで多くないでしょう。

私が育児の手が空いたのでFP3級を目指し始めたのが2017年春。
たまたま、某メガバンクの行員さんと、ゆうちょ銀行の職員さんから資産運用の勧誘を受けました。

私が金融商品を売りつけられないための予防線として「FP3級目指してるんですよ~」とお話すると、先方(2社とも)は「凄いですね~。自分も取得するよう職場で勧められるんですけどね~。なかなか…なんですよ~」ってな反応でした。

もちろん、顧客である私を持ち上げるセールストークという面もあるでしょう。
ただ、確かに金融機関の人でも取得に至らない人も多いかと思います。

それはその人の知的能力の問題ではなく、時間と興味やモチベーションの問題だと思うのです。

3.ファイナンシャルプランナー資格試験はとにかく広く浅く

日本FP協会のサイトなどを参考に3級の試験範囲を挙げておきます。
具体的にイメージできるようカッコ内に私の補足を入れています。

  • ライフプランニングと資金計画(社会保険などもこの領域)
  • リスク管理(民間の保険)
  • 金融資産運用(預貯金、株や投資信託関係)
  • タックスプランニング(税金)
  • 不動産(売買など)
  • 相続・事業承継(個人の相続や中小企業の承継)

一つ一つの領域については、その領域のプロなら鼻をほじりながら(←お行儀悪い例えですねw)楽々解けると思うんですよ。
銀行勤めの人にとって預貯金関係の出題なんて楽勝でしょう。

ただ、銀行勤めの人は自分の銀行の自分が担当している金融商品に詳しくても、不動産について詳しいとは限りません。
信託銀行でもないと相続・事業承継も畑違いと感じる行員さんもいるでしょうし、株式投資のPER(株価収益率)とか配当性向とかも銀行の業務と直接関係はしません。

また、不動産業の人は「不動産」分野には詳しくて鼻ほじ(以下略)でしょうけれど、その他の分野はウーンでしょうねえ。

このようにファイナンシャルプランナーの試験は広く浅くで、たとえ金融機関など関連業務に従事していても、カバーできない領域もありえます

4.ファイナンシャルプランナーの資格勉強時間の確保がカギ

そこで資格試験の合格のカギとなるのが勉強時間の多寡です。

銀行勤めとか不動産業とか既に社会人で働いていると、資格試験の勉強時間を確保するのが難しいでしょう。

職場から帰宅して、帰宅して家事育児なんかもしたりして(男性もしましょうね)、そこからさらにテキストを広げて、というのはしんどいことと思います。
ただでさえ、自分のところで扱っている商品についての勉強もしなくてはならないでしょうし。

金融機関などではファイナンシャルプランナーの資格取得を推奨しているそうですし、資格手当がつく企業も多いそうですが。
勉強時間が捻出できず、そして取らなくても実務に差し支えない環境なら、取得しそびれている人も多いと思います。

5.ファイナンシャルプランナー資格勉強、独学ならモチベーションが重要

勉強時間の確保とも関係しますが、関心というかモチベーションも大きな要素です。

銀行勤務の人が、不動産や値動きの激しい株式投資など畑違いの分野に興味をどれだけ持てるのか。

また、金融機関などに勤務経験のない、主婦や普通の会社員が副業や独立開業(できなくはない)を目指すとき、どれだけ机に向かうだけのモチベーションが持てるのか。

結局は興味があるかないかが大きいと思います。

興味があって「面白い」と思いながら学習するなら2級くらいは取得できるでしょう

しかし「面白くない」分野が1つ2つあると3級も取得しそびれるかもしれません。
3級といえども、一応どの分野も最低限のその分野独特の用語や法制度を「勉強して知る」作業が必要ですから。

なお、民間資格の「CFP」(1級に相当)は各分野が一つ一つ試験が分かれていて科目合格を積み重ねて最終的に合格するものですが、全領域を制覇しないとなれません。
1分野でも苦手・関心が持てない分野があると取得はできないでしょう。

6.ファイナンシャルプランナー資格勉強、私が使ったテキストなど

私が受験した経験をここでご紹介したいと思います。

定番テキストは「ななみ」さんのアレです。

私も使いましたし、たいていの人が本屋で見かけたことがあるハズなのが、滝澤ななみさんの「みんなが欲しかった!FPの教科書」シリーズ

内容面でも、イラストなどのレイアウトなどの面でも「優しい」印象のテキストです。
3級ならこれだけでも大丈夫!

某巨大掲示板では「ななみ」と略称されるほど、おなじみです。

ただ、2級だと、「ななみ」テキストだけではやや情報量が足りないかもしれません。
私は「うかる! FP2級・AFP 王道テキスト」も加えて使いました。
編集したのは「フィナンシャルバンクインスティチュート」とありますが、出版社は日本経済新聞出版社です。
あの日経だから、という信頼感で選びました。

7.問題集を解きまくりましょう!

あと、テキストより問題集をたくさん解きましょう。
上でも書きましたが、ファイナンシャルプランナーの資格はとにかく「広く浅く」なので、どのテキストを使ったからと言って試験範囲が全て網羅されていることはないのではないかと思います。

問題集で初めて知った情報を手持ちのテキストに書き込んでいって、オリジナルテキストを作るような作業をしていました。

また、どの資格試験でも同じことが言えますが、受験する試験に該当する発行年のもの・最新の内容のものを使いましょう!

FPの資格試験の内容は毎年変わっていますから!!!

特に「タックスプランニング」。
毎年「税制改正」って報道されていますでしょう?
ホント毎年目まぐるしく変わるので「猫の目税制」と揶揄されているほどです。
税の変化は不動産取引や投資での利益への課税とも関係することもあるので、要注意です。

まとめ

ファイナンシャルプランナーの資格は、「勉強しないと取得は難しいが、勉強すれば取得できる資格」です。

その勉強する作業がしんどい方もいらっしゃるかもしれませんが、この記事の内容が負担を減らすお役に立てたら嬉しいです!

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