ファイナンシャルプランナー試験、テキストを捨てて街に出よ?意外な勉強の情報源

外で情報を得る

ファイナンシャル・プランナーの資格試験。2級までなら工夫を凝らしたとっつきやすい教科書のもあるのですが…。CFPの公式テキストは無味乾燥な情報の羅列に見える…。そんなテキストに疲れた時にサポートとなる情報源を紹介します。

1. 関連窓口のパンフレット

例えば税務署に行ってみましょう。

受付スペースの一角にさまざまなパンフレットが並んでいます。
「配偶者控除」「特別配偶者控除」「医療費控除」「確定申告」などなど。
各制度別に限らず生活シーンに即した内容のものもあります。

税務署での充実ぶりほどではないですが年金事務所にもパンフレットの類はあります。

先日、「ゆうちょ銀行」に行ったら、70歳以上の人の高額療養費制度についてのチラシがありました。

資格試験のテキストと同じような情報を、こういった窓口で手に入れることができます。
そして、そのメリット・デメリットもあります。

1.1 税務署や金融機関のパンフレットの良さ「分かりやすい!」

それぞれの機関が、訪れて手にしてくれる人に「分かって欲しい」と思う願いから作成されたので、分かりやすいです、当然。

全体にカラーで華やかです、なんせ「見てもらってナンボ」ですからw
イラストとか図とか細かく入れてくれますし。

これらのパンフレットには「とっつきやすい」「視覚的に分かりやすい」というメリットがあります。
眺めているだけで頭に入っちゃうw

1.2 税務署や金融パンフレットの注意点「つまりは自分ところの勧誘」

ゆうちょ銀行とか民間の金融機関の提供する情報は、最終的に自分のところの金融商品を検討して欲しいという目的で作成されています。

ゆうちょ銀行の高額療養費制度のチラシについても、「以前の制度から引き上げられましたよ」ということをアナウンスする内容です。
さすがに、ゆうちょ銀行が露骨に「だからウチの金融商品で備えておきましょうね」とは言わないのですが。
民間の保険会社だと「ね?将来の負担大変ですよ?だからウチのところで備えましょうね!」と勧誘が続くものです。

客観的な事実と、そのパンフレット・チラシの作成者の意図とは切り分けてみる必要はあります。

2. 利用する人向けのハウツー本

ライターの仕事で「介護保険」についてまとまった分量を書く仕事が舞い込みました。
とはいえ、介護保険はFPのテキストで保険料負担と給付サービスがちょっとだけ触れられているだけです。

とうていお仕事にはならないので「介護保険がわかる本」的な書籍を購入しました。

2.1 ハウツー本の良さ「リアルだ!」

ほほーう!
介護保険を利用する必要に迫られた人向けの解説なので、実際のところがよーくわかります

ふむふむ。
まずは市町村に届けて、すると職員さんが自宅に聞き取りに来て、同時並行で市町村から主治医に意見書を求めて、これらを基に専門家が介護認定審査会を開いて要介護度が決まる、と。
そして、要介護度が決まったらこれだけの枠でこんなサービスを組み合わせて云々と続きます。

FP受験テキストでは、給付内容が一覧になっているだけです。
こうして「介護保険を利用しようとする人」向けのテキストの方がもちろん臨場感があります。
実際に申請するかのような気持ちで読む方が、そりゃ頭に入りますよw

FPの受験範囲全てにこのような書籍を買っていたらキリがないですが。
イメージを持ちづらいものについては、「利用者向けハウツー本」読んで具体的にイメージを掴むのもイイと思います。

2.2 ハウツー本の注意点「公にするにはグレーな裏技」

で。
「介護保険」に味をしめたワタクシ、「失業保険」(正確には雇用保険)についても本を購入。

いや、オモシロいんですよ。そりゃ。
自分が失業したらどう立ち回ればよいのか、リアルに感じられます。

ただ、私の購入した本は「裏技攻略」系で…。
たしかに、雇用保険の運用はそれぞれの職業安定所で柔軟に異なるらしいので、アリなところはアリなのだそうですが…。

最初に裏技ありきで学習するのもいかがなものかwと。
基本を押さえるのに、裏技の攻略法と一体の方が分かりやすい人には楽しく学習が進むと思いますw

ただ、FPとして何らかの内容を書いたり話したりするときには、この手の「裏技」系知識を披露するのは場面を選ぶ点、頭に入れておかないと要注意です。

3. 勧誘員を逆利用「質問しちゃえ」

保険の勧誘員さんや銀行で資産運用を勧めてくる人と話す機会があったら、じゃんじゃん質問していきましょう。

一度、複数の保険会社の商品を扱う保険の勧誘員さんとお話をしたことがあります。
2017年の夏ごろです。
前々から気になっていた「医療保険で通院保障だけのものはあるかどうか」を尋ねてみました。

お返事は「さあ?まずないと思いますよ。少なくとも僕は知りません」とのこと。

「存在しない」ことを証明するのは難しいものですが(悪魔の証明っていうんでしたっけ)、「少なくとも名の通った商品はなさそうだ」ということは伺えました。

その後しばらくして医療保険についてのライティングの仕事が舞い込みましたが、「医療保険で通院のみのものを探すのは難しい」という感じの言い回しで記事を書きました。
編集さんがとても厳しいサイト様でしたが、ちゃんと通りましたよ。

※2019年に「日本初のおくすり保険」が発売と報道されました。
ただ、まだ目新しいものですので、今後の動向に注目です。
FPでなくても、保険や金融機関の人など実務経験のある人と話ができるのはチャンスです!

受験用テキストだけでは感じられない「現場の生の声」をよーく聞いてみましょう!

「まとめ」として申し上げたいのは。
こうしていろんな情報源で知識を仕入れる作業が、興味を深めてくれます。
FP受験だけに限らず、勉強は楽しければ続かないと思います。
ときにはテキストを捨て、街に出て、分かりやすさと好奇心を満たしましょう!

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