年金保険料のお得な前納は2月締切り。でも、後でお金に困ったら?

年金手帳とお金

国民年金保険料は一括して前払いにするとお得になります(特に2年前納)。来年度の締切は2月26日。しかし、今は余裕があってもコロナ禍の中、将来困ったときにどうなるか不安で決心つかない方もいらっしゃるでしょう。この記事では前納制度と、もしもの時の還付について説明します。

1.年金保険料は一括前払いでお得になります。

国民年金保険料は一括して前払いすることでお得になります。
自営業の方、20歳以上の学生さんがいる親御さん、そしてコロナなどで退職して再就職していない人などは国民年金を負担していらっしゃるはずです。
令和2年度の1カ月当たりの保険料は16,540円
年間20万円近くの負担です。割引制度があればもちろん利用したいですね。

1.1 もっともお得な2年前納の締切は2月26日(金)

前納により割引となる金額は、納付方法や前納する期間によって異なります。

最もお得なのは、口座振替による2年前納です。2021年(令和3年)は、口座振替での2年前納の締め切り日が2月26日(金)となっています。
※1年前納、6カ月前納(4月~9月分、10月~翌年3月分)もです。
例年2月末日ですが、2021年は2月27、28日が週末なので、26日が金曜日で締切りです。まだ、2月の途中だし…と思っているとあっという間ですよ!

口座振替による2年前納では、15,850円お得になります。
令和3年度と4年度の2年分の保険料は毎月払うと2年間で398,400円なのですが、15,850円割引となり、納付(口座からの引き落とし)額は398,400円-15,850円=382,550円となります。

2017(平成29)年4月からは現金・クレジットカード納付による2年前納が可能になりました。

クレジットカード納付での2年前納では14,590円割引となります。
令和3年度と4年度の保険料は2年間で398,400円のところ14,950円お得になるので、納付額は398,400円-14,590円=383,810円となります。

制度の上では口座振替の方が1260円お得です(15,850円-14,590円=1,260円)

ただ、クレジットカードでポイントが付くとかを考えると、使っているクレジットカードによってはそちらの方がお得なこともありえます。
1%のポイントがつくなら約3800ポイントつくことになりますね(ポイントの率や、ポイントが何円相当になるのかなどはクレジットカードによって異なりますから、ご確認を)。

1.2 口座振替とクレジットカード納付の手続きは?

2月26日(金)までにしなくてはならない手続きはどういったものでしょうか。

口座振替の場合。まず、必要書類を預貯金を持っている金融機関の窓口か年金事務所へ提出します。
郵送もできますが、日数に余裕を見ておきましょう。

提出する書類は「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書」です。下記の日本年金機構のサイト「国民年金関係届書・申請書一覧」からもダウンロードできます。

申し込みには基礎年金番号を記入する必要があるので、年金手帳などで調べておきましょう。
それから、金融機関届出印も必要です

クレジットカードでの納付の場合は、必要書類を年金事務所へ提出します(郵送も可)

申込用紙は「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」といい、日本年金機構のサイトからダウンロードできます。

【出典】日本年金機構:国民年金関係届書・申請書一覧
https://www.nenkin.go.jp/shinsei/kokunen/kokunen.html

※なお、現金による2年前納もできます。割引額はクレジットカード納付と同額です(ただ、ポイントなどは期待できません)

現金の場合は時間に比較的余裕があります。毎年2月1日から3月末に申出書を年金事務所に提出します。4月以降に納付書が発送されます。支払い期限は4月末(土日祝日の場合は翌営業日)までです。

【出典】日本年金機構:国民年金保険料
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html

【【出典】日本年金機構:国民年金前納割引制度(口座振替 前納)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-04.html

1.3 他にもある前納制度

口座振替では2年前納の他にも「1年前納(4月~翌年3月分)」「6カ月前納(4月~9月分、10月~翌年3月分)」「当月末振替(早割)」があります。

「1年前納」では1年分で4,180円お得(2年分で8360円)になり、「6カ月前納」では6カ月で1,130円(2年分で4,520円)お得になります。「当月末振替(早割)」の割引額は2021年2月12日現在「後日お知らせします」とあるのみです。

クレジットカードでも現金でも1年と6カ月の前納ができます。割引額は同額です。1年で3,540円、6カ月で810円です。

【出典】日本年金機構:国民年金保険料(「2.保険料の納付方法」のクレジットカードの欄に「現金払いの前納と同額」と記載されています)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html
【出典】日本年金機構:国民年金前納割引制度(現金払い 前納)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-01.html

2.将来、年金保険料が払えなくなったら

結論から言いますと、年金保険料の納付が免除になれば、その月からの分は還付されます。

2年前納でお得になるのは分かっていても、40万円近くを払うのですから結構覚悟が要りますよね。
「今は手元にお金があるし、割引で得をしたいし…」と思っていても。コロナ禍で収入が減るなどして経済状況が苦しくなればお金を返してほしくなるかもしれません。

社会保険料の納付は義務なので支払わなければなりませんが、保険料の支払いが苦しくなれば免除や猶予という制度があります(黙って未納をするのは不利益が多いので必ず手続きしましょう)。

特にコロナ対策で、コロナを原因とした収入減で免除などが受けやすくなっています。
過去に当サイトで記事にしています。
コロナ対策で国民年金保険料の免除・猶予制度が利用しやすくなりました!

では、前納していた状態で、免除が認められると保険料は戻ってくるのでしょうか?
答えは、先に申しましたように戻ってきます。

Q17 免除が認められると、先に納付した保険料は還付されますか。

(回答)
申請手続き前に納付された保険料については、還付の対象になりません。
半年分、1年分や2年分等の国民年金保険料をまとめて前納している場合は、免除申請を行った月以降の保険料について還付することが可能です。この場合、免除の承認後に還付に係る通知が届きますので還付の申請手続きについてご対応をお願いいたします。

【出典】日本年金機構「新型コロナウィルス感染症の影響に伴う国民年金保険料臨時特例免除に係るQ&A第4版」https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/0430.files/09.pdf

 

まとめ

国民年金保険料は支払うのが義務です。お得な割引制度があるなら、ぜひとも活用したいところです。

2年前納すれば1万5千円前後お得になります。他にも期間に応じて割引はあります。新年度からの割引を受けようとするなら、毎年2月末が申し込みの締切です。2021年は2月27、28日が土曜日日曜日となっており、締切日は26日の金曜日となっています。

割引は嬉しいものの、コロナで先行きが見えない中、まとまった金額を一気に払うのは不安かもしれません。ただ、保険料は払える場合は払うのが義務ですし(ただの未納は将来の年金が思うように受け取れないなど不利益が大きいですからやめましょう)、きちんと手続きをして認められれば免除されることもあります。

そして、免除になれば、前払いしていた保険料から免除になった分は還付されます。

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